本を置くスペースが無くなる状態はとっくに過ぎ去り、積み上げた本が生活スペースまで浸食し始めたので自炊することにした。
iPadとかiPhoneで読もうという訳ではなく、捨てたくは無いけどあまり読まない本を整理して場所を確保するのが目的なので、ドキュメントスキャナは一番お手頃なScanSnap S1300かCANONのDR-150のどちらかに絞った。
結局買ったのはDR-150で、理由は四角いから。ScanSnapの方が実績があるようだが性能は変わらないようだし、それぞれのメリットはそれぞれのデメリットで相殺される程度の差しかなかったので、収納しやすい直方体のDR-150を選んだ。
値段を考えると十分なスキャン性能を持っている。小さいのに載せ過ぎない限り紙を重複して送ることもない。ただ文書をスキャンするのが目的の機械だからか色調・コントラスト・明るさといったものの調整はフラットベッドスキャナに比べるとシンプルで自動調整も弱い。カラーの雑誌とかは自分で調整する方が良い。少し面倒だけど設定はそれぞれ保存できるので、一通り設定してしまえば問題ない。気になったのは表紙とかの光沢原稿の場合、ゴムのローラーが擦れる音が意外と大きいこと。概ね良い買い物をしたと言える。
段ボールひと箱分くらいスキャンしたところで分離パッドを交換しろと言いだした。これは紙を「さばく」部品だけど、スポンジに薄いゴムが張られた部品で、外してみたらゴムが削れてだいぶ薄くなってきた。思っていたよりも早く交換時期が来た。安いところでも1,500円以上はする部品なので、自分のように大量の本を整理したいという人の場合ランニングコストが高くつくかも知れない。
ちなみに分離パッドは端の方が擦り切れてきたけど、セットする紙の枚数を半分ほどに減らしたら紙が送られるようになった。