ONE-SLIPの別館
開ける前はtoshiboさんがコメントしてくれた、Oリングの切断程度の軽い状況だと思っていたが、外すときに確認したインシュレータ周りには全く問題が無かった。
キャブレターを外して分解しようと思ったらフロートのボルトが一本ナメていた。無理にドライバーを使わずに軽く叩いてからバイスでボルトを掴んで廻したらあっさり外れた。
フロートを外してみたら、底に錆のようなものがが沈殿していた。タンクが錆びている気配は無かったので、長年のゴミが沈んだんだろうと思って、キャブ本体を見て驚いた。
ニードルバルブを固定しているボルト(画像の右のボルト)が真っ赤に錆び付いていた。その錆はニードルバルブの方にまで広がって隙間に入り込んでいるようだった。とにかくボルトを外して状態を確認しようと千枚通しでボルトの錆を落としてみると、このボルトもナメていた。この時の嫌な感じがしたが、これはあまりよろしい感情ではないけど正直に書いておく。
このジェベル200の経緯は知らないけど、自分が見た印象ではそれ程濃い人間がオーナーだったことは無いと判断した。その上でキャブのボルトが二箇所ナメているということは、所有者以外がキャブを触り、この結果を招いた-つまりバイク屋が整備でミスって放置しそれを売りつけた、と感じた。
他にも、ジェットなどの真鍮(?)の部品も表面に薄い錆が出ていて、この錆どもがエンジン不調の原因で間違い無さそうだ。
とりあえず錆びでダメになった部品とナメていたボルトを交換して様子見ということになるが、ニードルバルブがやられたのは痛い。このせいで部品代が予想の4倍になってしまった。
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